今後の世界を席巻するIoT市場で日本は最も遅れを取っていることがわかりました。

日本のIT産業の未来はこのまま行けば真っ暗になることは間違いありません。

Aruba, a _Hewlett Packard Enterprise company(以下、HPE Aruba)は2016年11~12月に企業における「IoTの理解度」に対する調査をし、2017年4月に調査結果を公表しました。

日本は調査対象となった20カ国で理解度は最下位。

今回は、IoTの理解度で日本はめちゃめちゃ低かったよ!というお話と、僕なりの考察を考えていきます。

調査の対象

HPE Arubaが今回実施した調査の対象は以下の通り。

  • 世界20カ国、合計3100人のITおよびビジネス担当者
  • 回答者は公共部門と民間部門双方
  • 従業員500人以上の組織に所属する人物
  • 業種:産業、政府、小売、医療、教育、建設、金融、IT、通信業種
  • 対象国:英国、イタリア、ドイツ、フランス、オランダ、スペイン、スウェーデン、ノルウェー、トルコ、UAE、サウジアラビア、米国、シンガポール、日本、オーストラリア、インド、ブラジル、メキシコ、中国、韓国

「IoTがもたらすビジネス価値について、あなたが所属している組織の経営層はIoTの創出するビジネス価値をどの程度理解していると思いますか」

理解度を示すこの質問に対して、日本の回答は「33%」で対象となった国の中では最下位。

さらに

あなたが所属している組織ではIoTテクノロジーを積極的に採用していますか
という質問に対しては、はい、と答えた回答は「33%」で20カ国中19位でした。

各国の順位

  1. インド(79%)
  2. 米国(69%)
  3. スペイン(68%)
  4. イタリア(67%)
  5. ブラジル(66%)
  6. ドイツ(65%)
  7. メキシコ(62%)
  8. フランス(61%)
  9. シンガポール(61%)
  10. オランダ(58%)
  11. 中国(57%)
  12. スウェーデン(55%)
  13. アラブ首長国連邦(54%)
  14. オーストラリア(53%)
  15. サウジアラビア(45%)
  16. 韓国(41%)
  17. ノルウェー(40%)
  18. トルコ(37%)
  19. 英国(35%)
  20. 日本(33%)

日本政府のIoTに対する営み

AIやビッグデータを活用する「第四次産業革命」に備えて、経済産業省・総務省、・関連省庁が連携し、「IoT推進コンソーシアム」を設立しました。

この「IoT推進コンソーシアム」は

  • スマートIoT推進フォーラム
  • IoT推進ラボ
  • 専門ワーキング

これらの組織運営をし、IoTの開発や普及に行政単位で働きかけをしています。

国だけではなくて、民間企業もIoTに対して適切な行動をしない限り
IoTの波に乗り遅れてしまう危険性があります

同時通訳機の普及により、コミュニケーションにおける言葉の障壁も無くなってきています。

言葉の障壁がなくなるため多国間でビジネス展開するチャンスですが、
HPE Arubaが今回調査したデータを参考にするかぎり、国際的にIoT市場に日本は乗り遅れているといえるでしょう。


関連リンク
Aruba, a _Hewlett Packard Enterprise company

ここまでが事実。

ここからはなぜIoTが広まっていないのか?について僕の考察をしていきます。

日本に関するデータは多分嘘だと思う理由

HPE Arubaが今回実施した調査の対象として冒頭で

  • 世界20カ国、合計3100人のITおよびビジネス担当者
  • 従業員500人以上の組織に所属する人物

と伝えました。そして日本は33%の割合で、IoTテクノロジーに関する人材を雇用しているとのこと。

本当でしょうか???

僕は2014年くらいに起業していますが、IoTに関する話なんてほとんど聞いてないですよ。もちろんIT企業の経営者と話す時には、IoTの話題が出る時もありますがごくわずか。

IoTの技術がすでにすでに確立されていて、便利なものであり、経営者が好きな「経費削減、生産性のアップ、利益増大、人件費削減」に密接に絡んでいるのであればもっと普及しているはずです。

確かに以前と比べると、会計や確定申告はかなり楽になりました。しかし、これがIoTに含まれるAI(人工知能)の発展のおかげと言われればそれまでですが、ちょっと影響力が低く弱いかなと個人的に感じます。

本当に従業員数500名を超えている企業でIoTに関する人員が本当にいるのであれば、IoT人材を育てるノウハウがあるはずですが僕は聞いたことありません。

試しに転職サイトを見てみても、IoTに詳しい人材を求めている企業はほぼなかったです。

あなたが所属している組織ではIoTテクノロジーを積極的に採用していますか」という質問に33%の企業がはいと答えたらしいですが、

都内でIT会社を経営している僕のの経験を踏まえると、
IoTで経費削減できるなら、一度話を聞いてみたいですか?」というめちゃめちゃライトな質問に「はい」と答える割合が33%程度な気がします。

それくらいIoTはまだ根付いていないです。

大企業ではなく、中小企業の活用割合に目を向けたい

日本企業の社長の平均年齢って63歳程度って知っていましたか?僕は知ってびっくりしました。

そして、日本企業の構成比率は大企業は1%、中小企業99% らしいです。

IoTの普及率を確かめるならば、社長の年齢と会社の売上規模でセグメント化しなければ、本当の数値ってわからないと思うんですよね。

IoTの普及率で日本は最下位に近いと言われていますが、社長の平均年齢を鑑みれば当たり前かなと。そして実情はもっと酷いことになっていると個人的な肌感で分かります。

中小企業の経営陣が、「これは便利だ!」と思えるものを日本として見出さないと、本当にIT産業は世界から取り残されているだなって、
Apple製品のパソコンでグーグルブラウザを開いている僕は思いました。。。